NTT東日本関東病院で産科の医師の不足により、妊婦約100人が転院を余儀なくされていることがFNNの取材で分かった。
NTT東日本関東病院では産科医の数が急病や産休などで通常の半分の4人となり夜間や休日の対応が難しくなった。
このため、11月14日から新たな妊婦の受け入れを止め、12月5日から2024年4月までに出産を予定していた妊婦約100人が転院を余儀なくされているという。
病院は、転院先を調整しているほか、分娩費用の差額を負担するなどしていて、「安心・安全に分娩されるように最大限努力している」とコメントしている。
産科では夜間や休日に対応できる医師の確保が課題となっていて、2024年4月に残業時間などを制限する「医師の働き方改革」が始まると最も影響を受ける分野の一つと指摘されている。
日本産科婦人科学会の加藤聖子理事長は、「今以上にですね、うまく時間を配分して、人を配分しなければならなくなるんじゃないかなと思っています」 と話した。
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