「国立科学博物館」が8月から始めた運営資金を募るクラウドファンディングが最終日を迎えました。今月5日午前9時45分時点で5万人を超える支援者から8億8000万円を超える支援金が集まっています。
日本を代表する博物館「国立科学博物館」では資料を保管するスペースが不足し、入りきらなくなった標本などが廊下に山積みになっていて、展示や研究が停止しかねない深刻な事態となっています。
このため新たな収蔵庫の建設を進めていますが、資材や光熱費の高騰の影響を受けて費用が足りなくなっていました。
そうしたなか、8月に発表されたクラウドファンディングでは一時、サイトにアクセスできなくなるほど申し込みが殺到し、開始からわずか7時間余りで目標金額の1億円を超える支援金が集まりました。
40種類以上のコースが用意された返礼品も注目を集めるなど、その後も支援の輪は広がり、今月5日午前9時45分時点で5万4000人以上の支援者から8億8000万円を超える支援金が集まっています。
クラウドファンディングは5日午後11時までです。
国立科学博物館は6日に会見を開き、クラウドファンディングの成果を報告する予定です。
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