【「遺体」で発見】小学校教諭35歳女性逮捕の夫“妻の死”隠し周囲に“ウソ”か

小学校の教員をしていた35歳の女性が、福岡県の自宅マンションで遺体で見つかりました。逮捕されたのは女性の夫。妻の死を隠すため、約1か月、周囲にウソをついていたとみられています。

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同僚の先生と並んで笑顔で卒業アルバムに写る女性は、小学校に勤務し6年生のクラス担任を務めていた渡辺彩さん（35）。10月19日、福岡県久留米市にある自宅マンションで、遺体で発見されました。

彩さんに教えてもらった児童
「元気で生徒思い、やりたいと言ったことを応援してくれる。褒めて育ててくれるし、一緒に遊んでくれる大好きな先生です」

彩さんの遺体を遺棄した疑いで逮捕されたのが、彩さんの夫で会社員の渡辺司容疑者（41）。「事実に間違いありません」と供述しています。

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事件が発覚したのは、19日の午後10時ごろ。彩さんの弟が連絡がつかないことを不審に思い、マンションを訪れたところ、横たわった状態で亡くなっている彩さんを発見し、110番通報したということです。その場には、夫の司容疑者の姿もありました。

彩さんの遺体は、約1か月にわたって放置されていたとみられ、腐敗が進んでいたといいます。また、この家には9歳と5歳の子供も暮らしていましたが、遺体発見時、司容疑者の実家に預けられていたといいます。

近所の人
「1か月前くらいに（足音が）ピタッとやんで。家族とも話していた、足音が全然しなくなったねと。奥さんは挨拶したら挨拶してくれた」

司容疑者について、別の近所の人は「（最近は）ひげを伸ばし放題。ちょっと容姿が変わった。髪もボサ頭。パンチパーマが伸びた感じ」だったといいます。

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亡くなってから約1か月もの間、見つからなかった彩さんの遺体。教育委員会によると、彩さんが最後に出勤したのは先月20日。

その翌日の21日、司容疑者から小学校に「妻の体調がすぐれないため2日間ほど休ませてほしい」と連絡があったということです。警察によると、この頃すでに彩さんは亡くなっていたとみられています。

その後も学校側は自宅を訪問するなど接触を試みましたが、「妻は体調がすぐれない」と司容疑者がウソの説明を繰り返し、学校側は遺体で発見されるまで対面することができなかったということです。

司法解剖の結果、彩さんの体に目立った外傷はなく、死因は分かっていません。警察は彩さんが亡くなった経緯などについて捜査を進めています。
(2023年10月23日放送「news zero」より）

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