がれきだらけの集合住宅の庭。
ここには、けがをした男の子がいる。
男の子「友だちと丘のあたりにいた。そしたら急に爆発があったんだ…」
旧ソビエト連邦の構成国だったアゼルバイジャンとアルメニアが領有権を争うナゴルノカラバフ。
アゼルバイジャン側が、アルメニア軍の地雷で被害を受けたとし、対テロ作戦として攻撃を開始した。
2つの国の仲介役を務めていたのがロシア。
しかし4カ月前、プーチン大統領の面目をつぶしたといわれる異常な出来事があった。
アゼルバイジャンの大統領「アゼルバイジャンは過去30年にわたって、各国と良い関係を築いてきた。アルメニア以外とはね」
ロシア・プーチン大統領「それでは最後に…」
アルメニアの首相「ちょっと待ってくれ、プーチン大統領! 言っておきたいことがある!」
プーチン氏の目の前で、トップ同士が激しい批判合戦を繰り広げたのだ。
4カ月後に始まったアゼルバイジャン側の攻撃で、少なくとも27人が死亡している。
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