中国の経済政策当局が会見を開き、「中国経済はデフレに陥っていない」と強調しました。経済不安を払拭しようとする狙いがあるとみられます。
中国・国家発展改革委員会 叢亮副主任:「需要の回復や経済成長、マネーサプライなどを総合的に判断すると、中国経済はいわゆるデフレには陥っておらず、今後もデフレに陥らない」
中国の国家発展改革委員会は20日の会見で、8月の経済動向について「様々な政策の効果が徐々に表れ、8月の経済は消費が回復するなど、ほとんどの指標が改善した」と発表しました。
そのうえで「物価は低水準で推移していて注意が必要だ」としながらも「中国経済はデフレには陥っておらず、今後もデフレに陥らない」と述べました。
さらに「試練が大きいほど中国経済は強くなり、全国民が団結すれば乗り越えられない困難はない」と述べ、不安視される中国経済について問題はないと強調しました。
成長率が鈍化している中国経済を巡っては、エコノミストの間で「デフレの様相を見せ始めている」といった見方も出ています。
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