国連総会で各国の首脳らによる一般討論演説が始まり、ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアによる侵攻以降、初めて対面で出席しました。アメリカ・ニューヨークから報告です。
(鈴木彩加記者報告)
国連本部には世界中からメディアが集い総会の様子を伝えていますが、注目の的であるゼレンスキー大統領は先ほど演説し、国際社会の団結を直接訴えかけました。
ウクライナ ゼレンスキー大統領:「この戦争を最後にするために、侵略者を再び台頭させないよう我々が団結しなければならない」
ロシアの軍事侵攻が始まってから1年半以上が経って、途上国を中心に「支援疲れ」が出るなか、ゼレンスキー氏は「ロシアは世界的な食料不足を兵器化している」と指摘しました。
演説が終わると会場には長く拍手が鳴り響きましたが、ロシアの代表団は演説中から一貫して視線を手元に落としたままでした。
あすに行われる安全保障理事会にはゼレンスキー大統領とロシアのラブロフ外相が参加する予定です。敵国の外相と相対する緊迫の会合となります。
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