G20=主要20カ国・地域サミットが開催されるインドでは、川の汚染が長年の問題となっています。その水質を飲み水レベルに改善する事業の裏には日本の支えがありました。
首都ニューデリーなどを流れるヤムナ川は、インドで最も神聖な川の一つとされていて、沐浴(もくよく)や市民の生活用水、牛の飲料水などとして使われています。
しかし、人口の増加と都市化に伴い、工場からの排水などが流されたことで汚染され、市民の健康上の問題が生じています。
こうした問題を解決するため、北部の都市アグラで、ヤムナ川の水を飲めるレベルの水質に改善する事業が日本の支援のもとで始まっていました。
JICA=国際協力機構からのサポートを受け、現地企業により建設された処理施設では、日本の上水道の技術も参考にしているということです。
ガンジス川の水も施設では処理しています。
処理された水は、市民の住宅に設置されている水道から供給されています。
インド人男性:「とてもクリアです。おいしいです」
インドでは今後も人口増加が続くとみられ、水質改善に取り組む日本企業の参入が相次いでいます。
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