中部アフリカのガボンでクーデターを主導した軍部のリーダーが、正式に暫定大統領に就任しました。ただ、周辺国はクーデターを非難していて、今後の先行きは不透明です。
ガボンの首都リーブルビルで4日、クーデターを主導したヌゲマ将軍が宣誓を行い正式に暫定大統領に就任しました。
国営テレビは宣誓式の様子を生中継し、軍や政府関係者らが起立して拍手を送る様子を伝えました。
式典後のテレビ演説でヌゲマ暫定大統領は、新憲法を採択するための国民投票を実施する考えを明らかにしました。
ガボンでは先月30日、大統領選挙の結果を公表した直後にヌゲマ将軍率いる軍部がクーデターを起こし、権力を掌握していました。
追放されたボンゴ大統領は、長期政権を築いた父に続き14年間、ガボンを統治していて、汚職などが蔓延(まんえん)しているとの批判を浴びていました。
一方、周辺国やアフリカ連合はクーデターを強く非難する声明を発表していて、地域の緊張感は残されたままです。
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