新型コロナが5類に移行され、工場見学も再開されています。
歴史あふれるものから、最先端のものまで。
この夏休み、まだ見学ができる施設を取材しました。
札幌・東区の雪印メグミルクの工場です。
工場見学を約3年ぶりに再開。
平日に1日3回、見学者を案内しています。
見学者はまず「歴史館」で乳製品がどのように作られてきたか、説明を受けます。
スタッフの女性:「こちらが連続バター製造機です。昭和35年1960年にフランスから輸入しました。実は我が国における輸入第1号機でございます」
昔は、バターは帯状になって作られ、木の箱に入れられたということです。
スタッフの女性:「200gのバターを作るのに、200ミリリットルの牛乳何個ぐらい使うでしょうか」
スタッフの女性:「正解は、21個です」
これは昔使われていたバターを作る機械です。金属で出来ています。
こちらはそれよりも前に使われていた、樽を回してバターを作る機械。
歴史館の見学のあとはエアシャワーを浴びて、工場に向かいます。
ここでは牛乳やヨーグルトなど約60種類の製品が作られています。
製造過程はビデオでも詳しく紹介され、工場見学に参加した大人も子どもも真剣な表情で説明に聞き入っていました。
見学を終えたあと参加者は、工場でパックされたばかりの牛乳を味わっていました。
牛乳のほか、マスキングテープなどのプレゼントももらえます。
工場見学に参加した男の子:「おいしいです」
工場見学に参加した男の子:「乳製品はこんな昔から作られてきたんだって思った」
工場見学に参加した女性:「ほとんどロボットがやってて驚きました」
最後は「勝源神社」で記念撮影。
参加した家族は有意義な夏休みの一日を過ごせたようです。
当別町では、最先端の工場を見学することができます。
「ロイズカカオ&チョコレートタウン」です。
8月4日グランドオープンを迎えますが、2日までプレオープンとして施設を公開していました。
巨大なスクリーンではチョコレートの原料・カカオ豆がどのように作られるか、紹介しています。
カカオ豆を干す作業をビデオで確認し、実際に道具を使って体験することもできます。
均等にならすのは結構難しいようです。
古川 開 記者:「このカカオ豆の袋は70kgもあるそうです。では、持ってみます。…このように成人男性が本気を出して持とうとしても、なかなか持ち上げることはできません」
古川 開 記者:「機械がチョコレートを練っています。そして、その機械の上にはガラスがあって、立つことができます。かなりの高さがありますね」
工場体験ゾーンではカメラの前に立つと、作業服を着た自分の姿が映し出されました。
このゾーンではチョコレートがどのように作られているかをゲームで楽しめるほか、実際に自分だけのチョコレートづくりも体験できます。
まず、圧力を与えてチョコレートを均一にします。
そして、ナッツやストロベリーチップなどを使ってデコレーション。
最後はクーラーに入れて10分間冷やせば自分だけのチョコが完成です。
古川 開 記者:「U・H・Bと書いたつもりです…」
工場見学を終えた子どもたちは…。
男の子:「世界に一つだけの自分のものが作れるとなると、とてもワクワクして、普段見れないところも見れたりするので、楽しかったです」
女の子:「ゴージャスにしました。100点!」
ロイズカカオ&チョコレートタウンは、8月4日午前11時にグランドオープンします。