「国立科学博物館」が物価高などで建設中の収蔵庫の費用が不足し、クラウドファンディングで支援を募る異例の事態となっています。
国立科学博物館 篠田謙一館長:「科博(国立科学博物館)の根本的事業である標本の収集保管は広く国民の皆さんのご理解とご協力を得て行っていくことが重要だと考えました」
日本を代表する博物館である「国立科学博物館」では、資料を保管するスペースが不足しています。
入りきらなくなった標本などが廊下に山積みになっている状態で、展示や研究が停止する深刻な事態になりかねないとしています。
このため、新たな収蔵庫を建設していますが、資材の高騰や光熱費が2年前と比べて2倍になる見込みなど物価高の影響を受けて建設費用が足りなくなっているということです。
7日発表したクラウドファンディングで1億円を目標に支援を募ります。
博物館は「支援をお願いするだけでなく、国の宝を守る新たな仲間との出会いにもつなげたい」としています。
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