2024年秋に今の健康保険証を廃止し、「マイナ保険証」に移行する方針をめぐり、岸田首相は4日夕方、記者会見し、資格確認書の有効期限を延長するなどの対応について説明する。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・宮司隆史記者が中継でお伝えする。
岸田首相は、国民の不安払拭(ふっしょく)のため、「マイナ保険証」と「資格確認書」のどちらも選択できる環境を整える方針を説明する予定で、政府関係者は「賛同を得やすい妥当な内容だ」とアピールしている。
岸田首相は午後、関係閣僚と協議したうえで会見に臨み、資格確認書の運用を柔軟にする方針を示す見通し。
ただ自民党内からは「資格確認書が事実上、今の保険証と同じになるので、なぜ保険証を廃止するのか説明がつかない」との声が漏れ、野党側も批判している。
立憲民主党・泉代表「メンツ優先で、余計に手間と経費がかかる政策を選択してしまっている」
一方、岸田首相は、2024年秋としている今の保険証の廃止時期についても再検討する余地を残す見通しで、衆議院解散のタイミングをうかがう中、「進んでも撤退しても難しい」というこの問題を、どう説明するのか注目が集まる。
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