アメリカ議会乱入事件を巡り起訴されたトランプ前大統領がワシントンの裁判所に出廷し、無罪を主張しました。「政治的迫害だ」と捜査を批判しています。
トランプ氏は2020年の大統領選挙で敗北したにもかかわらず「不正があった」と嘘を広め、議会での手続きを妨害した罪などに問われています。
検察側はこうしたトランプ氏の言動が集まった群衆をたきつけ、おととしの議会乱入事件につながったと指摘しています。
民主主義の根幹を揺るがす議会乱入事件への関与を巡って、初めてトランプ氏本人の責任が問われることになりますが、そのトランプ氏は法廷で起訴内容すべてに無実を主張しました。
トランプ前大統領：「ワシントンを車で走り、不潔さと腐敗、壊れた建物や落書きだらけの壁を見て、とても悲しくなった。ここは私が去った場所ではない。起こっていることを見れば、これは（バイデン氏による）政敵に対する迫害だ」
トランプ氏はさっそく捜査について「政治的迫害だ」と訴え、起訴を逆手にさらなる支持固めを図っています。
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