熱中症疑いの患者が連日訪れている都内のクリニック。今、増えているのは死に至るケースもあるという「危険な症状」です。
患者(40代):「しんどい。本当にしんどい」
伊藤博道院長:「どんなものを飲んでいた?水分は」
患者:「水、お茶、ジュース」
伊藤博道院長:「塩が不足して水は取っているけど、水中毒になっていたのではないか」
“水中毒”とは一体…。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:「塩分を摂取せず、水のみを大量に急激に摂取すると塩分の濃度が下がって、水中毒を起こします。危険な水分摂取は一日3リットルから4リットルの塩分を含まない水をがぶ飲みしてしまうこと。最初は倦怠(けんたい)感。ひどくなると吐き気、嘔吐(おうと)、頭痛。さらに重くなると意識障害、けいれん。最終的には死に至ることもある。(水中毒は)去年までの3倍。スタートの時期も早かった」
正しい水分の取り方は…。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:「ゆっくりこまめに100ccから200cc。時間あたりに摂取する量を決めて、こまめな水分摂取はペースが大事。水分摂取とともに塩分の摂取を忘れない。味噌汁1杯、梅干し1、2個。これをセットで補うことが大事」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp