芸能生活35周年を迎えたタレントの鈴木蘭々さん(47)にインタビュー。歌手デビュー曲『泣かないぞェ』の制作裏話や、トレードマークとなっているショートカットヘアの誕生秘話を明かしてくれました。
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1988年、原宿でのスカウトをきっかけに芸能界デビュー。その後、CMやドラマ、雑誌の表紙を飾るなど活躍しました。そして、1995年に作曲家・筒美京平さんが手がけた『泣かないぞェ』で、歌手デビューを果たしました。
当時を振り返った、蘭々さんは「歌詞は自分だったので、発売に合わせて早く歌詞を書かないといけないって追われてました。本当はぞェの“ェ”がついてない状態で歌詞を考えていたんですけど。(筒美京平さんが)“音的に1個ここに何かあった方がいいな”って、おっしゃっていたのはわかってたんですけど。ちょっと休憩して戻ってきたら、私の歌詞カードに“ぞェ”って小さく書いてあって。京平さんが“ぞェ”って。“ぞェ”ってなってるぞ! って」と、作曲家・筒美京平さんのアイデアによって、タイトル・歌詞が誕生したことを明かしました。
■ベストアルバム発売は想像していなかった
1999年からニューヨークへ留学、その後は舞台やミュージカルに出演しました。現在では化粧品ブランド設立など幅広く活躍しています。そして、芸能生活35周年の今年、初となるベストアルバム『鈴木蘭々 All Time Best~Yesterday & Today~』(発売中)を発表しました。蘭々さん自身も選曲に携わり、デビュー曲から最新曲まで収録されています。
約15年間歌手活動を休んでいた蘭々さんにとって、ベストアルバム発売は想像していなかったそうで「“鈴木蘭々”としての歌を歌うっていうのは、全く考えてなかったですね。『キミとボク』っていう曲があるんですが、その曲を大好きなベーシスト兼プロデューサーにお会いして。“せっかくだから歌いませんか?”ってお声をいただいて。そこから縁が縁を呼ぶ形で」と、ベストアルバム発表の経緯を語りました。
■ショートカットヘア誕生 芸名・“鈴木蘭々”を自分なりにイメージ
そんな蘭々さんといえば、トレードマークとなっているのが“ショートカットヘア”。実はこの髪形、“鈴木蘭々”という芸名をもらってから自分なりにイメージを膨らませて考案したそうで「『蘭々』って何個も書いて、その上に自分の顔みたいな、いろんな髪形を描いたりしました。ちょっと長かったりとか、髪形の顔を描いていたりはしました」と、高校時代に自身のノートに描いていたといいます。
さらに、「当時『ホーム・アローン』とかも映画ではやっていて。中性的なアメリカの少年、そんなイメージでもいいのかなと思って。そこによせてた感じはあります」と、1990年代に流行した映画『ホーム・アローン』などの作品からイメージしたといいます。
■鈴木蘭々 肩書は“自由人”
現在は、タレント・俳優・歌手・実業家と幅広く活動する蘭々さん。最後に自身の肩書について聞くと「昔から肩書が大嫌いで。“何がやりたいの?”って確かに言われたことよくありました。なので、自由人かな」と、肩書にとらわれない自身の活動について笑顔で語りました。
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