戦時中の人々の暮らしを伝える企画展が、1日から北九州市で始まりました。
北九州市平和のまちミュージアムで始まった企画展「〈灰色〉の日常」。
当時の人々の視点から、日常と戦争の境がなくなった戦時中の独特の空気を感じてもらおうと、「銃後」と呼ばれた戦場の後方の人々の暮らしにスポットが当てられています。
企画展には戦争ごっこを楽しむ子どもたちや、女性が婦人会活動に精を出したことを示す資料など、約50点が展示されています。
平和のまちミュージアム居藏邦幸事務局長は
「なかなか一面だけではとらえられない日常があったのではないかと、そういうことも含めて〈灰色〉の日常というテーマにしております」
と企画意図を説明しています。
企画展「〈灰色〉の日常」は来月3日まで開かれています。