名古屋市守山区の住宅街で不発弾が発見されたことを受けて、30日、周辺の住民が避難する中、不発弾を処理する作業が行われました。
先月22日、名古屋市守山区の住宅街で重さおよそ250キロのアメリカ製の不発弾が見つかったことを受けて、30日午前10時から陸上自衛隊が不発弾を処理する作業を行いました。
「避難対象区域の外に移動をお願いします」避難を呼びかける車
作業に先立って、不発弾が見つかった場所から半径300メートルの住民およそ2400人が避難。このうち、近くの小中学校やコミュニティセンターには39人が避難しました。
「今の世の中考えられないなと思って、こういうことってあるんですね」住民
「すぐ裏に住んでいます。戦時中のことなので、どこにあるか分からないのが実情だと思う。作業されるかたは気をつけて安全にやっていただきたい」住民
また作業に合わせて、名鉄瀬戸線は、栄町駅から尾張旭駅の間で運休となりました。さらに周辺道路が交通規制され、市営バスも、う回運行となり、職員が乗客の対応に追われていました。
そして正午過ぎ、周囲を囲む土のうから不発弾が運ばれて、トラックに積まれて無事に作業は終了。住民の避難や交通機関の規制が解除されました。撤去された不発弾の信管は、自衛隊の施設に運ばれて後日、爆破して処分されます。
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