暑さでエアコンが手放せない日々が続くなか、気になるのは「電気代」です。そんななか、電気代を気にせず生活ができる“ホテル暮らし”に注目が集まっています。
■ホテルサブスク利用者「毎日涼しく過ごせる」
30日も列島を襲った危険な暑さ。埼玉県鳩山町では、全国一の暑さとなる39.6℃を記録。全国では、5日連続で35℃以上の猛暑日が200地点を超えました。
北海道の札幌や旭川では今年初の熱帯夜になるなど、日中だけでなく夜もエアコンが手放せなくなっています。
街の人:「電気代はかなりいってます。けど、もう節約できないですね。冷房は必須ですよね」「多分、電気代高いと思います、今月は。あー怖い」
しかし、そんな心配とは無縁の生活を送っている人もいました。
ホテルサブスク利用者・石井さん:「ニュースで電気代が高騰しているっていうのを見る度に、ホテル暮らしで良かったなって。毎日、涼しく過ごさせてもらってる」
そう語るのは、フリーランスのエンジニアとして働く石井さんです。リモートワークが可能なため、去年からホテルを転々とする“ホテル暮らし”をしています。
現在は、暑さから逃れようと北海道のホテルに滞在しているため、エアコンの費用を気にすることもありません。
■インバウンド需要増加 宿泊代高騰も…お得に
石井さんは月額6万9800円からホテル暮らしができる、ホテルのサブスクを恋人と一緒に利用し、毎月20万円ほどのホテル代を折半して泊まっています。
石井さん:「先月泊まった鎌倉のホテルは1泊3万~4万円する。サブスくらしで泊まった時は、1泊1万円ぐらい。めちゃめちゃお得だった」
コロナ禍でホテルの空室が増えたことがきっかけで、2020年に始まったこのサービス。連日の暑さや電気代の高騰で注目を浴びています。
グッドルーム 岩田梨沙さん:「かなりもう倍ぐらいに、お問い合わせが増えていたりします」
インバウンド需要が増加し、ホテルの宿泊代が高騰しているなかでも、お得に泊まれるといいます。
ホテルサブスクの業者によると、長期滞在者はアメニティーの交換や掃除の頻度が少なくて済むため、ホテルを安く利用することができるということです。
岩田さん:「長期滞在のお客様は、アメニティーとかタオル清掃のコストが下げられるので。(ホテル側には)お手頃な金額で提供できるよう調整をいただいている」
(「グッド!モーニング」2023年7月31日放送分より)
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