後志の蘭越町で蒸気が噴き出してから29日で1カ月となります。掘削会社は28日夜、3回目の住民説明会を開き、現場近くの空気中から指針値を超えるヒ素が測定されたと明らかにしました。
永山友菜記者:「蒸気噴出から1ヵ月が経ちましたが今も勢いよく蒸気が噴き出しています。」
掘削会社が開いた3回目の住民説明会にはおよそ60人が参加しました。
会社側は、現場から南西400メートルの場所の空気中から、環境省が定めた健康リスクを減らすための指針となる数値を超えるヒ素が測定されたと明らかにしました。
三井石油開発・原田英典社長:「指針値を短期的に上回る状況であっても、直ちに人の健康に影響を及ぼすものではないと考えられております。」
会社側は蒸気が噴き出している井戸に水を注入することで、早ければ来月中旬には蒸気の噴出を止め、下旬ごろには井戸を埋め戻すことを目指しています。
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