河井克行元法相をめぐる大規模選挙買収事件で、東京地検特捜部の検事が、現金を受け取ったとされる元市議への任意聴取の際に、不起訴になることを示唆して供述を誘導するようなやりとりの音声データがあることが分かりました。
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この事件は2019年の参議院選挙をめぐり、河井克行元法相が地元・広島の市議らを大規模に選挙買収したとして、公職選挙法違反の罪で実刑となったものです。
関係者によりますと、東京地検特捜部の検事が、当時の広島市議に任意で事情聴取をした際に、不起訴にすることを示唆し、受け取った現金は買収目的だったと認めさせるよう供述を誘導するようなやりとりが残された音声データがあることが分かりました。
音声データの存在は検察側も把握していて、今後、最高検察庁が調査するものとみられます。
(2023年7月21日放送)
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