BBCニュースの司会者が10代の若者に性的な写真を要求し、金銭を払い続けたと英大衆紙サンが報道を続けてきたことを受け、BBCニュースの「顔」とも言えるアナウンサー、ヒュー・エドワーズ氏の家族が、報道の対象はエドワーズ氏だと公表した。エドワーズ氏は「深刻なメンタルヘルスの問題」を抱えており、入院中という。
これに先立ちロンドン警視庁は、犯罪があったと示す証拠はなく、立件に向けた捜査は行っていないと発表していた。
サン紙は7日の記事で、BBCの男性司会者が3年間にわたり性的に露骨な写真を10代の若者に要求し、計3万5000ポンド（約640万円）を支払ったと報じた。相手は当初、17歳だったという。他方で10日、現在20歳のこの若者の代理人を務める弁護士は、司会者との間で「不適切なことはなかった」とし、若者が被害を受けたとする母親の主張は「ばかげている」と語った。
エドワーズ氏は1980年代半ばにBBCで勤め始めた。研修生から、BBCニュースで最も著名な司会者の一人にまで上り詰めた。
BBCのテレビ番組「Ten O’Clock News（夜10時のニュース）」の司会のほか、選挙やエリザベス女王の死去など、大きな出来事のニュース報道を担当してきた。
BBCのケイティー・ラザル文化メディア担当編集長が、これまでの経緯を説明する。
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