オランダの国王は自国のかつての奴隷制や奴隷貿易について「人道に対する犯罪だった」と謝罪しました。
オランダ、ウィレム・アレクサンダー国王:「私は国王として、政府の一員として皆さんの前に立ち謝罪します」
オランダのウィレム・アレクサンダー国王は1日、オランダが奴隷制を廃止してから150年を記念して開かれた式典で謝罪しました。
また、奴隷制や奴隷貿易について「人道に対する犯罪だった」と強調したうえで、「歴代の総督や国王が何も行動しなかったことを許してほしい」と訴えました。
一方で、ウィレム・アレクサンダー国王は自身の謝罪について国民全員が賛同しているわけではないとしつつも、「オランダの大多数の人が肌の色や文化的背景にかかわらず、平等のための戦いを支持している」と述べました。
オランダの奴隷制を巡っては、60万人以上がオランダの船でアフリカから大西洋を渡ったとされています。
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