2003年に俳優デビューし、2023年の今年で芸能生活20年を迎える伊藤沙莉さん(29)にインタビュー。“俳優人生の転機になった経験”や、“同世代の俳優の存在”について伺いました。
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■初共演・竹野内豊との話題は“兄・オズワルド伊藤俊介”
20周年を迎える今年、主演する映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』(全国公開中)で、新宿・歌舞伎町のバーで働きながら、探偵として宇宙人を探すマリコを演じる伊藤さん。自称・忍者でマリコの彼氏・MASAYAを演じる、竹野内豊さん(52)とは今作で初共演を果たしました。
――宇宙人を探す探偵役のオファーを受けた時の心境は?
どういう意味って思いました。みんな私に何をさせようとしているんだろうって思いました。
――今回、初共演となった竹野内豊さんとは、共演してみていかがでしたか?
前に兄(オズワルド・伊藤俊介)とお仕事が一緒になったことがあったみたいで。その感想とか、“お兄ちゃんってこういう感じなんだね”とか“YouTubeでこういうの見たよ”とか。私が話しやすい話を選択してくれた気がして、すごく優しい方だなっていう印象でしたね。
■“俳優サイリの生涯で一番転機となった日”…2人の監督との出会い
2023年の1年で、ドラマ3本・映画3本に出演、さらに舞台にも挑戦している伊藤さん。主演映画のタイトルにちなみ、『俳優サイリの生涯で一番転機となった日』を伺いました。すると、映画『虹色デイズ』や『ヒノマルソウル』などで知られる飯塚健監督、そして『ミッドナイトスワン』や『異動辞令は音楽隊!』などで知られる内田英二監督との出会いを挙げました。
――『俳優サイリの生涯で一番転機となった日』はいつですか?
1日じゃなくてもいいですか? 二十歳の時に出会ったのが、飯塚健監督と内田英治監督。このお二方との出会いっていうのは今においてもずっと影響している。お芝居ということに対してとか俳優業ということに対してとか、色んなことを改めて考え直す機会になりましたし、お二人と出会った日とかは、たくさん出会いがあった中でも特別な日だと思います。
■同世代の俳優の存在 「私も頑張らなきゃ」
――同世代の俳優と比較することはありますか?
なかったです。ヒロインとかもそうですけど、そういうところに自分はまさか立てるとか当時も思ってなかったですし、ちょっと違うベクトルの闘いをしていると思っていたので、誰かをうらやんだりとか、誰かと私はこういう差があってみたいなことを思ったことも考えたこともないですね。
刺激はたくさんいただきました。同世代の子たちが頑張っていたりとか自分がご一緒したい監督や脚本家と一緒にやっていたりすると、“うわぁすごい。私もやりたいけどもっと頑張らなきゃ”と、自分に活をいれる存在としていたっていうのはすごくありますね。でも、“すご~い”って思っていました。
――ちょっと客観的というか…?
よそはよそ うちはうちで育ったので。きっとそういったものが備わっています。
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