“無呼吸症候群”バイデン氏(80) 高齢に懸念…連日の言い間違い(2023年6月30日)

“無呼吸症候群”バイデン氏(80) 高齢に懸念…連日の言い間違い(2023年6月30日)

 睡眠時無呼吸症候群の治療に使われる機器を使い始めたと報じられたアメリカのバイデン大統領。現在は80歳ですが、各所で言い間違いも繰り返していて、健康面も懸念する声が高まっています。

■高齢に懸念 連日の言い間違い

 CNNなど現地メディアが注目したのはホワイトハウスで記者らと話す場面。バイデン大統領の頬に確認された「謎の線」です。

 原因について様々な臆測を呼ぶなか、報道官が声明で「睡眠時無呼吸症候群」の治療のため鼻から空気を流し込んで気道を確保する医療機器「CPAP」を使い始めたと認めたことが伝えられました。

 現在、80歳のバイデン大統領を巡っては、空軍士官学校の卒業式で砂袋につまずいて転倒したり、ウクライナ侵攻に関しては国の名前を言い間違えたり。

 バイデン大統領:「言いにくいことだが、彼は明らかにイラク戦争で負けている」

 ウクライナと言うべきところで「イラク」と発言したのは、24時間のうちで2度もあったとの指摘をメディアから受けていました。

 さらに、先月に行われたG7広島サミットでは岸田総理大臣に触れ…。

 アメリカ、バイデン大統領:「岸田大統領に飛び抜けて素晴らしいG7(主要7カ国)サミット主催を感謝したい」

 来年の大統領選で仮に再選を果たせば2期目に入る時、82歳。そこから任期を終えると86歳です。いわゆる「核のボタン」を握り、超大国を「かじ取り」するアメリカ大統領職に定年はなく、心身ともに重責と激務に耐えられるのかなどと不安視する声は国民から高まっています。

■ライバル候補 裸で筋肉アピール

 そんななか、ライバル候補として現れた筋肉ムキムキの男性。あのケネディ一家の一族で、健康不安説を抱えるバイデン大統領を横目に人気がうなぎ上りです。

 来年のアメリカ大領選に民主党から出馬表明したロバート・ケネディ・ジュニア氏(69)。筋トレ動画の再生回数は1650万回に達しました。

 ケネディ氏のトレーナーも投稿するなどし、注目度が日に日に高まっています。

 ロバート・ケネディ・ジュニア氏のツイッターから:「バイデン大統領との討論に備えて身体を鍛えています!」

 民主党大統領候補・ケネディ氏の父親は凶弾に倒れた故ロバート・F・ケネディ司法長官。

 以前は環境活動家などとして知られていましたが、約2カ月前に出馬を表明。人気急上昇の訳は筋肉とも無関係ではありません。

 史上最高齢の80歳を迎え、カメラの前で度々、転ぶなど健康面を懸念する声が高まっているバイデン大統領。

 アメリカ、バイデン大統領:「この会議で出た結論は、あなた方にとって重要なものです。約束します。分かりますか?女王陛下万歳」

 銃の規制法に関する演説でアメリカ国民に向けて突然、『女王陛下万歳』と話すなど、ちぐはぐな発言も目立ち、現地メディアが懸念を示しています。

 ニューヨーク・タイムズ社説(4月22日):「バイデン氏は年齢に関する有権者の懸念を真剣に受け止めるべきだ」

 ワシントン・ポスト社説(5月19日):「(本文から抜粋)バイデン氏の年齢は決定的な問題ではないが現実的なものだ」

 こうした声などを受け、ライバル候補のケネディ氏は11歳年下という年齢差を筋肉でアピール。

 一方、ホワイトハウスの報道官は今回の「睡眠時無呼吸症候群」の治療について「このような症状がある人にとっては一般的なことだ」と説明しています。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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