大雨の被害で市民スポーツ、そして夏の一大イベントの妨げになる可能性もでています。静岡市の安倍川河川敷にあるスポーツ広場の一部が、6月の大雨で再び利用できない状態となっています。7月には安倍川花火大会が予定されており、市は復旧を急いでいます。
杉村祐太朗 記者:
野球やサッカーなどを楽しむため、多くの市民が利用する安倍川河川敷。市民スポーツの聖地ともいえるこの場所が、いま危機的状況に陥っています
静岡市の安倍川河川敷に広がるスポーツ広場。スポーツ少年団や高齢者グループなど週末を中心に、年間 約30万人が利用しています。
静岡市スポーツ振興課・伊藤 勝宏 係長:
こちらは弥勒(みろく)スポーツ広場で、2022年9月の台風15号で(被害を)受けたところです。6月の台風2号の影響による大雨で、また被害を受けてしまったというところになります
2022年9月に市内を襲った台風15号。スポーツ広場には流木や土砂が流れ込み、33カ所のうち19カ所が使用できなくなりました。
市は復旧作業を進め7月には全面復旧する予定でしたが、そこに追い打ちをかけたのが6月初旬の記録的な大雨です。
再び被害を受けたのは、工事が完了していた4カ所と作業中だった10カ所の計14カ所。市民スポーツに大きな影響が出ています。
静岡市スポーツ振興課・伊藤 勝宏 係長:
高齢者を中心としたチームは活動ができないということで、解散をせざるを得なかったというところもあると聞いています。市外のグラウンドまで移動して活動しなければいけないという話も聞いています
さらにここにきてある心配も…。
静岡市スポーツ振興課・伊藤 勝宏 係長:
こちらは田町安倍中スポーツ広場で、7月22日に行われる安倍川花火大会の会場の1つになっています
7月22日に予定されている静岡市の夏の風物詩・安倍川花火大会。被災した広場のうち7カ所は、花火大会の会場にもなっています。
市民に安心して楽しんでもらうためにも、復旧作業を急ぐ必要があります。
静岡市スポーツ振興課・伊藤 勝宏 係長:
元々よりもピッチを上げていかなければ間に合わない。急ピッチで安倍川花火大会に間に合うように、工事をいま進めているところです
市は花火大会の準備期間も考慮し、7月中旬には復旧工事を完了したいとしています。
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