ロシア軍に武装反乱を起こしたあと消息不明になっていた、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」のトップ、プリゴジン氏が、2日ぶりにSNSを更新し、「不正を正すためだった」と、反乱を正当化した。
民間軍事会社ワグネル・プリゴジン氏「抗議のデモであって、国を転覆させるためではなかった」
プリゴジン氏は、日本時間の26日夜遅く、SNSで音声メッセージを公開し、反乱は「クーデターではない」と強調したうえで、ショイグ国防相らを念頭に、「過ちを犯したものを裁くためだ」と、反乱を正当化した。
一方、プーチン大統領は、日本時間の27日午前4時過ぎにテレビ演説し、「祖国と国民を裏切った」と述べ、あらためてワグネルの行為を非難した。
ロシア・プーチン大統領「反乱の首謀者らは、祖国と国民を裏切った」
ただ、「流血を選ばず、最後の一線で立ち止まった」として、進軍をやめたことに感謝を示した。
また、プリゴジン氏との仲介にあたったとされる、ベラルーシのルカシェンコ大統領にも謝意を示した一方で、「多くの流血を避けるために、わたしの指示による措置で鎮圧した」と主張し、あらためて国民に強い大統領をアピールした。
FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/