LDH会長 HIROが語るエンタメの力

LDH会長 HIROが語るエンタメの力

LDHが地道に続ける社会貢献や地方創生の取り組み。

彼らは一体なぜこのような活動を行うのか?

LDH会長のHIROさんに堤礼実キャスターが聞いた。

LDH・EXILE HIRO会長「LDHのはい…ライブとかを制作している部屋なんですけど」

堤礼実キャスター「オシャレな…」

LDH・EXILE HIRO会長「過去にやったライブのステージの模型だったりとか…」

「EXILE」や「三代目J SOUL BROTHERS」など、多くのアーティストを擁し、ステージから熱狂を生み出し続ける「LDH JAPAN」。

エンタメ界をリードする企業が、その枠を超え、地方創生・社会貢献活動にも、中長期的に注力している。

EXILE HIRO会長が語る“エンタメの力が日本を元気にする”新たな発想とは。

堤礼実キャスター「LDHという会社というと、エンターテインメントを中心にいろんなことを行っている会社というイメージがあるが、“社会貢献部”というのが立ち上がっている。この辺について話を聞きたいと思うんですけれども」

2010年、全国10カ所・22公演で110万人を動員した、初のスタジアム・ツアー。時同じく立ち上がったのが“社会貢献部”。

子どもたちに夢を持つことの素晴らしさを伝え、その夢を応援することをテーマに、所属アーティストなども協力し、子どもたちにさまざまなサポートや体験の場を提供している。

LDH・EXILE HIRO会長「みんながふわふわふわふわしちゃうような世界、そこで地に足つけ、自分たちがなんでそういう表現を追求するかみたいなものを、自分たちも確認する思いもありますし、本当に『分かち合う』みたいな、そういう場を増やしていきたいと思って始めました」

継続的に行っている東日本大震災の復興支援などの社会貢献活動では、所属アーティストやメンバーが直接現場へ。

そこでは、メンバー自身の“学びの場”にもなっているという。

LDH・EXILE HIRO会長「自分たちはライブというか、コンサートとかで直接ファンの皆さんと触れ合うことですごく感動だったり、LOVE・DREAM・HAPINESSで『LDH』というんですけど、愛・夢・幸せってものを感じてきたということもあります。それで自分たちは成長してこられたので」

堤礼実キャスター「ご自身がパフォーマーとして活動されていた経験というのが、生きているというか、大きく関わっているんですか」

LDH・EXILE HIRO会長「そうですね、自分もステージに立ち、直接お客さんの笑顔、涙、感動を目の当たりにして、全身で浴びる。そこの感覚をすごく大切にして、日ごろの活動に生かしていきたいですし、生かしているのかなと思っています」

今では、全国から集まる多くの所属アーティストが、自身の出身地の自治体の観光大使を務めたり、TGC(東京ガールズコレクション)とタッグを組み、全国各地でダンスとSDGsを掛け合わせたイベントを展開するなど、新たなエンターテインメントの役割を実現している。

堤礼実キャスター「HIROさんの中で、エンターテインメントとは、何だと思われますか」

LDH・EXILE HIRO会長「僕らはよく“盛り上げる”って言っちゃうんですけど、人の気持ちを盛り上げるという。そういうことを大切にしてエンターテインメントを作っているので」

堤礼実キャスター「そうなってくると、地方創生とかも何かのためにそういう取り組みをしているとか、そういった捉え方をされがちなのかなと思うが、今おっしゃったことを比較すると、そこにも地方創生に直結しているというか」

LDH・EXILE HIRO会長「もう、そのもの自体かもしれないですね。人に喜ばれる、人に楽しんでもらうことが根底にあって、日頃の活動が成り立っているので、その延長線上に“地方創生”があるというシンプルなことになってしまうかもしれない、自分たちにとっては。それが当たり前というか」

堤礼実キャスター「このCSR(企業の社会的責任)の一環で行ってきた取り組みの中で、一番印象に残っていることや、こういった経験が今自分の糧になっているとか、そういった思い出はありますか」

LDH・EXILE HIRO会長「一番とかはあんまりないんですけど、毎日毎日こういうこと思って、毎日毎日アイデアを出して、毎日毎日挑戦して、毎日毎日前を向いて、毎日毎日未来を切り開いてということをずっとやってきている。常に思い描いていた夢や未来が、すぐ今になって、今がすぐ過去になって、それの繰り返しでずっとやってきているので、何か一つ、何が一番というのは、全く…想像もつかないというか、そういう生き方というか、そういう職業なので、それの循環を継続することが自分たちの生きがいであり、そういうチームがLDHなのかなって思うので、答えとかすごく難しいですけど、日頃の活動自体が常に一番だと思ってやっていることなのかなと思います」

堤礼実キャスター「なるほど…。私は日々生活していて、小さいこともそうですけど、大変な局面を迎えていらっしゃる方々がたくさんいる。そういうときに自分の無力さ、何もできないということに心がくじけそうになる。そういう場面がたくさんある。そういう自分の無力さというか、自分たちではもうどうにもできないこともやっぱり世の中たくさんあるじゃないですか。そういうときは、どういう考えで、どういうふうに乗り切るようにしているのか」

LDH・EXILE HIRO会長「それの繰り返しだったので。そういうときは、足りないものを持ってる人に頼ったりとか、素直に助けを求めたりとか。そういうことでいろいろ仲間も増えていったりもするので、無力さを感じることでいっぱい考えて、じゃあ無力だけど、無知だけど、でも行きたいところにどうやって行くんだっていうことを思うと、真剣に思っていればいろんな方法を考え出そうとか、いろんな人に頼ろうとか素直に思えるので、どこかに何か前に進めるヒントがあるんじゃないかと思って、それを無理やり手繰り寄せるというか、無理やり探し当てるというか、そういうことに日々動いてると、時間が解決してくれるじゃないですけど、何かいいものが良いものと巡り合って、困難な状況は…乗り越えられるかわかんないですけど、それが学びになって、それを繰り返しでエンターテインメントものを追求できるのかなみたいに思う。本当、そういうふうに思うと、もうどんどん力があればなあと思ったり、もっといろんなことを知っていればなと思う場面は、自分も多いです」

LDHによる、中・長期的な活動を通して伝える“エンタメの持つ力”。

堤礼実キャスター「今、もうこれだけLDHという会社が大きな会社になられて、今後の夢や目標は」

LDH・EXILE HIRO会長「具体的に言うと、やっぱり僕らは、日本の底力といいますか、日本のエンターテインメントの底力を世界で認めてもらえるように、自分たちができることからどんどん発信して行きたいですし、どんな形でもいいので証明して、日本を元気に持って行きたいなと思います。日本を元気にしたいと思っています」

FNNプライムオンライン
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