水田地帯で咲き誇る約5000株のアジサイ。神奈川県の西部にある開成町。アジサイの名所として知られています。
人口約1万9000、神奈川県で一番面積が小さい開成町。都内から高速道路で1時間半ほどのいわゆる“田舎の町”に、なぜか外国人観光客が殺到していました。
やってきたのはアメリカからの団体ツアー客16人。築300年の古民家を見学します。
アメリカから来た人:「靴は履いたままでいいの?」
ここでは昔ながらの日本の暮らしに触れることができます。
サンフランシスコから来た人:「3年間、ここに来ることをずっと待ち望んでいたんですよ。コロナ禍でしたからね」
連日、予約でいっぱいだという、このツアー。なぜ人気なのでしょうか。
実は皆さんの最終目的地は人気観光地の箱根。開成町は、その途中にあります。去年、アメリカの旅行会社が箱根までのルート上にあるこの施設に注目。団体客の立ち寄り先として選ばれたということです。
このツアー、外国人観光客を最も惹きつけているのが、「地域住民との触れ合い」です。この日は地元の合唱サークルのメンバーがツアー客をおもてなし。一緒に味噌汁を作ったり、かまどで炊いたご飯でおにぎり作りにチャレンジ。
開成町では、今年から合わせて4つの施設で外国人ツアー客の受け入れをスタート。“田舎町”の挑戦は続きます。
瀬戸屋敷・川口勇作副館長:「一応、今年の12月上旬までは(予約が)いっぱい。この活動を通じて、開成町が元気になればいいかなと」
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