およそ7か月ぶりの円安水準です。きょうの外国為替市場では円相場が一時、1ドル=141円台をつけました。
きょうの東京外国為替市場で円相場は一時、1ドル=141円台をつけ、去年11月以来の円安水準になりました。
きっかけとなったのがアメリカの中央銀行にあたるFRBの議長の発言です。会見でパウエル議長は、今回は利上げを見送るものの、今後の金融引き締めに含みを持たせました。
利上げが長期化するとの観測から、日米の金利差の拡大が意識され、円売り・ドル買いの動きが強まりました。
一方、きょうの東京株式市場では円安が相場の支えとなり、日経平均株価は一時、取引時間中としてバブル後の最高値を再び更新しました。
日銀ではきょう・あすと金融政策決定会合を開いていますが、現状では大規模な金融緩和を維持するとの見方が優勢です。
ただ、円安に拍車がかかればさらなる物価上昇を招くため、今後、政策修正の機運が高まることになりそうです。
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