トヨタ自動車の株主総会が愛知県豊田市の本社で開かれ、18年ぶりに株主提案が出されましたが否決されました。
「水素エンジン。それから燃料電池。そこを中心に、どういう考えを持っているのかというのがひとつ関心事」(株主)
「株主提案が出ているのでそれがどうなるか気になったので見てみようとおもって」(株主)
株主提案をしたのは、ヨーロッパの機関投資家3社で、「脱炭素化」実現をめぐり気候変動関連に関する渉外活動の報告書作成を定款に盛り込み開示を充実させるよう求めました。
会社側は「定款の変更ではなく、都度、取締役会で経営判断するのが適切」と反対し議案は多数決で否決されました。
また、会社側の提案のうち佐藤恒治新社長ら取締役10人の選任についてアメリカの議決権行使助言会社「グラスルイス」が豊田章男会長の再任に、「反対」を推奨していましたが10人の選任は可決されました。
4月の約14年ぶりのトップ交代後正式に新経営体制が発足し、議長を務めた豊田会長は、「他人と過去は変えられないが自分と未来は変えられるという思いで戦ってきた14年間だった」と涙ぐみながら総括しました。
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