【スルーしてきた子たちが順番に…】さまざまなウイルスが流行 ”コロナ5類”で一気に感染 免疫を獲得できなかった子どもたち

【スルーしてきた子たちが順番に…】さまざまなウイルスが流行 ”コロナ5類”で一気に感染 免疫を獲得できなかった子どもたち

新型コロナウイルスが感染症法上の分類で5類に移行されてから約1ヵ月。今、子どもたちの間で様々な感染症がはやっているといいます。
大阪市生野区にある「くぼたこどもクリニック」。
朝から、様々な症状を訴える子どもたちの診察に追われていました。
受診をするのは、発熱を繰り返しているという3歳の男の子。
医師「幼稚園ではやっている感染症はある?」
母「言われることはないけど、休んでいる子は多い」
先生「怪しい咳ですね…」
母「夜中に咳こんで痰がからんで、息ができなくて起きる」
38℃の熱に加えて、2日ほど前からは鼻水の症状も出てきたといいます。
医師「まあRSウイルスか、アデノウイルスも考えられる…。」
医師が話す「RSウイルス感染症」や「アデノウイルス感染症」。
どちらも感染者の多くは子どもで、最近その数が全国的に増加しています。
常にマスクをしていた3年間が終わり、子どもたちが様々なウイルスに晒される今、季節外れの感染症「インフルエンザ」も増えています。
なぜ今、子どもの感染症が増えているのかでしょうか?
院長は、新型コロナが5類へと移行し、徹底した感染対策が無くなったことが要因だとしています。
(くぼたこどもクリニック 久保田 恵巳院長)
「ここ2~3年のコロナが流行していた間は発熱患者がすごく減った。子どもがまったく感染症にかからなかった時期がありまして、その間に本来ならかかって免疫を獲得していたはずのお子さんがそこをスルーしてきた。ここにきて、一気に感染症があちこちではやり始めて順番にかかっていっているイメージ。」
「呼吸がしんどそうなとき、水分がとれなく尿が減ってきたとき、異常にぐったりしているとき。この3つを覚えていただいて、この場合は病院にかかってほしい」

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