近畿日本ツーリストが、新型コロナウイルスのワクチン接種のコールセンター業務で過大請求を行っていた問題で、警察が詐欺容疑で家宅捜索に入りました。
(記者リポート)「近畿日本ツーリストの家宅捜査を終えた大阪府警の車が出てきました」
1日朝、旅行会社大手・近畿日本ツーリストの大阪市と静岡市にある支店に警察が詐欺容疑で家宅捜索に入りました。近畿日本ツーリストはことし3月までの3年間で、大阪府や静岡県焼津市など86自治体に対し、新型コロナワクチン接種のコールセンター業務の委託料など最大14億円を過大請求していたことが判明しています。社内調査によりますと、再委託先に対し、自治体から指定されたスタッフの人数よりも少なく発注し、自治体には水増しした人件費を請求していました。警察が詳しい経緯を調べています。