干ばつが続いていたスペインが一転、豪雨に襲われています。大量の雨水が流れ込み、地下鉄のホームが水浸しになる事態も起きています。
■スペイン“大荒れ” 豪雨被害拡大
地下鉄のホームが浸水。階段から流れ落ちてくる水。上のフロアは水浸し。どこから水が流れ込んでるか探ると…従業員用の通路はまるで嵐。通風孔から雨と風が舞い込んだとみられ、天井からは至る所から雨漏りが発生。
異常な天候が続いているスペイン。先週まで干ばつが続き、年間降水量の4分の1程度しか雨が降っていませんでした。しかし一転、豪雨が襲い続け、各地で洪水が発生。
空港も大荒れ、滑走路は氷に覆われました。スペインの首都マドリードにある国際空港。雹(ひょう)の嵐が襲い、降り注いだ雹が強い風で流されていきます。この影響で着陸できなかった航空機も。
■中国の町が水浸し 町にサイレン響く
一方、中国西部にも発達した低気圧が襲い、多くの河川が氾濫。目の前の橋が流れる事態も…。濁流が町の中心部へ押し寄せていったのです。
町に響き渡るサイレン。川の水位の警戒ラインを超えたため、避難するよう呼び掛けたのです。場所は中国西部の四川省。この地方を豪雨が襲い、川は増水、駐車場の車が次々に流されたのです。
工場用の仮設の橋。徐々に濁流で曲がりはじめ、すべて流されてしまいました。
通常時の四川省達州市の町並み。川沿いに商店やビルが立ち並んでいます。そのため、いったん増水すると、多くの店が水没してしまいます。
川を流れてくる物体。実はこれ、タンクローリーだったのです。さらに、山から流れ込んだ濁流が商店街に流れ込みます。よく見ると、シャッターの向こうから出てくる土砂。水を突き抜け、道路に押し寄せていたのです。
今年の雨季に入って以来、最も多くの雨をもたらし多くの河川が氾濫。上流付近は巨大な滝が生まれるなど、雨の強さを物語っています。
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