福島県福島市にあるJ3のプロサッカーチーム「福島ユナイテッドFC」
日本代表の経験もあるJリーガーは「健康づくり」で福島への貢献を誓う。
福島ユナイテッドFC・山本海人主将:「さっきみたいに猫背にならないまっすぐ!胸張ったまま」
福島ユナイテッドFCのキャプテン、山本海人さん。
2022年会社を設立し、チームの練習後や休日には、子どもや高齢者に正しい姿勢や体の使い方を教えている。
山本海人選手:「大けがをして下半身麻痺をして、歩けなくなった状態からもう一度根本から見つめ直したんですね。その時に『姿勢』というものがものすごく大事だということを知って」
山本さんは、3年前、当時所属していたチームの練習中に椎間板ヘルニアを発症。
手術後下半身に麻痺が残り、リハビリに取り組む中で、体のバランスを整える大切さを実感した。
福島ユナイテッドFC・山本海人主将:「少しでも体を動かすということが健康にはとても大切なことだよ。楽しいんだよということを」
5月17日は福島市の森合小学校で体育の授業に参加した。
女子児童は「足が速くなれたりするような授業を知って、とても楽しかったです」と話した。
山本さんは自宅で気軽にできるプログラムを提供している。
これは壁を使って肩甲骨の周りの固まった筋肉をほぐすもの。
矢崎佑太郎アナウンサー:「いやいや無理無理もう、ここから痛いです(泣)」
山本海人主将:「このままの固まった状態というのは、後ろの脳幹というところが詰まったりだとか腰痛を引き起こす原因になったりとか」
これまで小学校や高齢者施設に約20回訪問。
「選手」と「県民の健康づくり」という二足のわらじで福島への貢献を誓う。
福島ユナイテッドFC・山本海人主将:「地元のためになる活動というのも本当に必要で、知ってもらうということも大切だと思うので続けていきたいなと思います」