ウクライナのゼレンスキー大統領が、広島で開かれているＧ７サミット＝主要７カ国首脳会議に出席するため、日本に到着しました。広島から横堀記者の中継です。
横堀記者：
私の後ろにある、あちらのホテルがサミットのメイン会場になっていまして、ゼレンスキー大統領は、午後４時半過ぎに、こちらの会場に入りました。ゼレンスキー大統領は、フランス政府の専用機で広島空港に到着し、車でサミット会場のホテルに移動しました。この会場であす開かれるウクライナに関する会合に出席する見通しです。ロシアがウクライナに侵攻して以降、日本を含むアジアを訪れるのは今回が初めてです。Ｇ７首脳との対面での会合では、支援の継続を直接求め、ロシアを牽制する狙いがあるものと思われます。日本に到着したゼレンスキー大統領は、ツイッターに「日本、Ｇ７、ウクライナのパートナーや友人との重要な会合だ。きょう、平和がより近づくだろう」と投稿しました。ゼレンスキー大統領は広島で、岸田総理大臣と個別に首脳会談を行うほか、アメリカのバイデン大統領とも会談する見通しです。一方、Ｇ７は先ほど首脳声明を発表し、ウクライナ情勢について「ロシアの侵略に対抗し、必要とされるだけウクライナを支援するため、具体的措置を取る」と表明しました。また、ウクライナ侵攻の停止をロシアに求めるよう中国に要請するとしています。きょうのサミットは午後からいわゆるグローバルサウスと呼ばれる新興国や途上国の代表的な国であるインドや、ブラジルのほか、韓国など、招待国の首脳を交えた拡大会合が始まり、食料やエネルギー問題などをめぐり意見が交わされています。広島サミットは明日が最終日となります。ゼレンスキー大統領はＧ７に招待国を交えた平和と安定に関する会合にもゲストとして参加する予定になっているということです。
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