自民党最大派閥の安倍派は会長不在のまま政治資金パーティーを開きました。岸田総理大臣をはじめ、あいさつした全員が安倍元総理との思い出を振り返り、故人を悼みました。
岸田総理大臣:「(一年前)安倍元総理は塩谷先生がお座りになっている辺りにお座りになっておられた。私の下手なあいさつ、全く受けないジョークにも大きな口を開けて笑って頂いた。あの安倍総理の優しい笑顔、今でも私は忘れることができません」
安倍派は安倍元総理大臣の死去後、後任の会長を置かずに執行部による集団指導体制を取っています。
世耕参議院幹事長は「100人の団結の為に我が身のことを投げ打ってでも、しっかりと貢献していく決意である」と述べ、次期会長に意欲を示しました。
ただ、派閥の中からは「衆議院と参議院では責任の重さが違う」などとして、世耕氏の会長就任に慎重な意見も多く、若手などを中心に萩生田政調会長を推す声も出ています。
今後、100人の大所帯をまとめる新たな会長をどう決めていくのか、分裂の可能性を含みながら難しい調整が行われることになります。
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