2007年9月、ミャンマーで取材中に軍の兵士に銃撃され死亡したジャーナリストの長井健司さんが直前まで撮影していたビデオテープに、「坊や、戻ろう」と近くにいた少年に呼びかける肉声が残されていたことがわかった。
長井さんが撮影した映像には、この少年を撮影している場面や少年が道路を横切って逃げてくる場面が残されていて、長井さんは、少年を助けようとしていたとみられる。
長井さんは、このおよそ5秒後に銃撃され、確認できた最後の肉声になる。
12日に記者会見した長井さんが所属していたAPF通信社の山路徹代表は「ほかに見つかっていないテープもあり、捜査にあたる警視庁に協力して、真相を解明したい」と話している。
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