中国外務省が北京にある各国の大使館に対し、公館の壁面を政治的な宣伝に利用しないよう求める通知を送っていたことがわかりました。ウクライナ支持のスローガンなどを問題視したとみられています。
北京のカナダ大使館の壁には、中国語で「ウクライナと共にある」と書かれたスローガンが掲げられています。また、ポーランド大使館でも「ウクライナを支持する」と書かれたスローガンが掲げられています。
中国外務省は今月10日付の通知で、日本を含む各国大使館や国際機関の代表部に対し、公館の壁面を「政治的な宣伝」に利用しないよう求める通知を送っていたことがわかりました。
この通知をめぐり外務省の報道官は、「各国は中国の法律・法規を尊重する義務がある」と述べました。
和平の仲介役を担うとする中国は15日からウクライナやロシアへ特別代表を派遣していて、公の場でのウクライナ情勢に関する言論に神経をとがらせていることがうかがえます。
(2023年5月17日放送「news every.」より)
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