仙台市では、12日からG7科学技術大臣会合が行われています。地球規模の課題を解決するため、科学技術の国際協力などについて議論が交わされました。
(松本拓也記者報告)
今回の会合では、主に「オープン・サイエンス」の推進と、研究内容の悪用防止が焦点となりました。
「オープン・サイエンス」とは各国の研究データや論文を誰でも自由にアクセスできるようにする取り組みです。
科学技術の進歩のために情報の共有を進める一方で、軍事転用など悪用を防ぐためにはどうすればいいのか話し合われました。
また、世界的な気候問題などに取り組むため、温暖化の影響を最も受ける北極の海洋観測の強化についても話し合われました。
「極域」と呼ばれる海域の海洋観測を強化する方針がG7の共同声明に初めて盛り込まれます。
この後、議長として高市大臣が会見を行い、取りまとめられた共同声明について明らかにします。
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