タイで行われた下院の総選挙で躍進し、第1党となる見通しの野党「前進党」のピタ党首が会見を開き、政権奪取への期待をにじませました。
前進党・ピタ党首:「賛成も反対も含め、すべての人のための首相になる準備はできています」
選挙管理委員会が発表した暫定の開票状況によりますと、軍と距離を置き、王室への侮辱を罰する「不敬罪」の改正などを訴えてきた野党「前進党」が第1党となっています。
ピタ党首は15日、会見を開き第2党となった野党「タイ貢献党」との連立を発表しました。
また、「タイ貢献党」も会見し、タクシン元首相の次女、ペートンタン氏が「前進党の政権作りをサポートしていく」などと述べました。
主要野党の連立により、下院での過半数が得られる見通しです。
ただ、首相の選出には上院議員の投票も含まれることから、軍に近い政権からの交代が実現するかどうか、依然不透明な状況で、各党による駆け引きは引き続き活発化しています。
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