国会で共闘を続けていた二大野党の立憲民主党と日本維新の会で、国会運営の責任者同士が戦術を巡って互いを酷評し、今や対決姿勢を鮮明にしています。
立憲民主党・安住国対委員長:「こういう国会運営は『昭和のやり方だ』と言う人もいますけど、昭和も令和も関係ありません。駄目なものは駄目なのであります。都合よく自民党の後ろ付いてって金魚の糞(ふん)みたいになったら終わり!」
きっかけは防衛費増額の財源を確保する法案の採決を巡る対応の違いでした。
立憲などは10日、委員長の解任決議案を提出し、採決に抵抗しました。
維新の遠藤国対委員長はこの手法を「昭和のやり方」と指摘していて、立憲の安住国対委員長はこの発言に反応したものとみられます。
一方、維新の遠藤氏もすぐさま反撃に出ました。
日本維新の会・遠藤国対委員長:「(立憲は)昭和の国対をやり続けるそうであります。ぜひやっていただいたら、いいですね。我々は令和の国会戦略をやり続けます。共闘ご破算だと言われたら、ああそうですかと。それ以上は大人の対応で、お好きにどうぞと」
立憲の泉代表は12日、立憲と維新両党で共同提出に向けて協議を進めている法案を最後に、去年から続けてきた国会での「共闘」を終わらせる考えを示しています。
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