ウクライナ東部の激戦地・バフムトからの撤退を表明していたロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者は7日、「必要な弾薬と武器が約束された」として、バフムトでの戦闘の継続を示唆しました。
ワグネル創設者のプリゴジン氏は先週、弾薬不足を理由に「10日にバフムトから撤退する」と表明していました。
しかし、7日になってプリゴジン氏はSNSで、「我々は戦闘命令を受けた。我々に必要な弾薬と武器が約束された」と述べ、バフムトでの戦闘の継続を示唆しました。
また、ロシア国防省とは、今年1月まで総司令官を務めたスロビキン大将を通じて意思疎通を図ることも明らかにしました。
これに対し、ロシア国防省は今のところコメントしていません。
ワグネルへの弾薬供給が事実だとすれば、ロシアとしては、9日の戦勝記念日を前にバフムトを巡る混乱を避ける狙いがあるとみられます。
(2023年5月8日放送)
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