2015年に不適切会計が発覚して以来、経営の混乱が続く東芝は取締役会を開き、会社を3つに分割するという、日本の大企業では初めての案を協議しています。東芝本社から報告です。
(経済部・進藤潤耶記者報告)
取締役会は、12日午前8時半前後には始まったとみられています。事実上の解体ともいえる「分割案」を決定するのか、東芝にとっても、日本の産業界にとっても大きな転換点になりそうです。
東芝の従業員:「いや、もう、とうとうここまで来ちゃったなと」「お金をかける場所がこれで決められるのなら、良いのかなと。一種の手なのかなと」
3つに分割して上場を目指す案は、広い範囲にわたる事業を「原子力などのインフラ」や「半導体」「その他」に整理して、経営を効率化し、投資家が事業対象を絞って投資しやすくするという狙いですが、一方では株式の非公開を求める案もあります。
東芝は「新しい経営計画」を午後に発表します。
分割案ならば、歴史ある総合電機の看板を自ら下ろす決断をしたことになります。
アメリカでも、かつての大手総合電機メーカー「ゼネラル・エレクトリック」が今週、分社計画を発表していて、東芝とともに世界から注目されています。
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