2007年にミャンマーで銃撃されたジャーナリストの長井健司さん(当時50)が最期まで握っていたとされるカメラが30日、長井さんの墓前に戻りました。
長井健司さんは2007年9月27日、反軍政のデモを取材中、ミャンマー・ヤンゴンで銃撃され、死亡しました。
長井さんが最期に持っていたカメラはミャンマーメディアが見つけ、事件から15年余り経った今月26日、タイ・バンコクで長井さんの妹の小川典子さん(63)に返されました。
長井健司さんの妹・小川典子さん:「『やっと報告できる日がやってきた』という気持ち」
小川さんは30日、長井さんの生まれ故郷・愛媛県今治市で、長井さんの墓前にカメラと中に入っていたテープを供えました。
長井健司さんの妹・小川典子さん:「(兄は)ミャンマーの状況を懸念していると思うので、兄のことをきっかけに(ミャンマーに)関心を持ってもらいたい」
小川さんはカメラとテープを来月、長井さんの事件を捜査する警視庁に持ち込む予定です。
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