25日、新年度で初めての給料日を迎えた人も多いのではないでしょうか。そんななか、自分の給与明細を見て「手取りが減った」と感じた人の声が、SNSで相次ぎました。一体、どういうことなのでしょうか?
■保険料負担…年間1万円↑も
60代 会社員:「結構きついよね。物価が今、上がっているので、結構きついですよね」
20代 会社員:「今、何でもかんでも値上がりしているので、直撃している感じはしますよね」
50代 会社員:「でも、給料上がらないので。給料上げて下さい」
値上げラッシュによる“未曽有の物価高”に加え、今月に入って、 家計に重くのしかかっているのが、“社会保険料の値上げ”です。
雇用保険料や40歳から64歳までが負担する介護保険料が引き上げとなり、健康保険料も東京都など13都府県で値上げ。
これらは給与から天引きされるため、給与が据え置きの場合、手取りが減ってしまうことになるのです。
60代 会社員:「僕の場合は、1130円ぐらい(保険料が)上がったんですけど。1000円でも上がると、小遣いに響く。つらいですよね」
50代 会社経営者:「(去年10月)給料を上げたんですね。でも、保険料が上がると。何のために上げたのかなっていう、意味がないなって感じた」
東京在住で給与が30万円の場合、40歳以上は健康保険料が毎月555円、雇用保険料は300円の値上げとなり、年間で1万260円の負担増となります。
社会保険労務士 今泉善雄さん: 「値上げになった背景、これはもう財源不足。今後も健康保険料に関しては、下がるということは期待できない。雇用保険に関しては、ここで一回、先を見通した段階で上げましたから。この後、さらに上がっていくということは、あまりないと私は思っています」
(「グッド!モーニング」2023年4月26日放送分より)
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