子育て政策で注目を集めた一方で、暴言問題で政治家を引退を表明した、兵庫県明石市の泉房穂市長。28日、最後の登庁日となりました。
拍手に包まれる中、退任セレモニーに登場した泉房穂市長。市長として市役所に来るのは、28日が最後です。
泉市長が初当選したのは、12年前。「人にやさしい」まちづくりを掲げ、手厚い子育て政策や、犯罪被害者支援など、独自の政策で全国的にも注目を集め、子育て世代の明石市への転入が増えました。
しかし、問題はその「口」。4年前、職員への暴言問題が発覚し、市長を辞職。出直し選挙で再選を果たしましたが、今度は議員への暴言で、結局、政治家引退を表明しました。
いろいろあった12年。最後の会見に臨んだ泉市長は…
【明石市 泉房穂市長】
「疲れましたよ、ほんまに、さすがにしんどかったですねえ。若干ゆっくりしたいのが本音かな。ただ私のキャラクターなので、ちょっとゆっくりしたいといっても感覚は、1カ月くらいかな。根っこが腐ってるんですよ、今の日本の政治は、官僚も。『腐ってる』って口悪いな。『腐った』は撤回しますけど」
最後まで泉節、炸裂!
今後は、後継者として選挙に圧勝した丸谷聡子さん(59)が、泉市政のバトンを引き継ぎます。