気になる政治ニュースを政治部 土田沙織が1分で解説!
日本はウクライナに武器を提供できるのか。
これは結論から言うと、現状の仕組みではできないんです。
武器輸出に関する原則というものがあるんですが、
かつての戦争の反省などから無制限に武器を輸出できないように、
歯止めをかける役割として限定的にしてきたんです。
なので、ウクライナのように戦争が起きている国に対して、
ミサイルや戦車など殺傷能力のある武器を提供することは出来ません。
そんな中、政府与党は今、この原則を緩和する方向で議論を始めようとしているんです。
なんで緩和したいのか?と取材すると、ある政府関係者は、
ウクライナの危機の時に日本も武器支援する姿勢を示しておかないと、
いざ台湾有事などが起きて日本が影響を受けたときに、
助けてもらえないんじゃないかという危機感があるからだと話す人もいます。
一方で、与党内には、戦争を助長することになるから慎重にするべきという意見もあります。
緩和に積極的な人と慎重な人たちがいて、どういう結論となるのか注目です。