陸上自衛隊の隊員10人が乗ったヘリコプターが消息を絶ってからきょうで3日となるなか、自衛隊は、新たに海底を捜索できる船を派遣するなど態勢を強化している。
つい先ほど第11管区海上保安本部は、沖縄県の宮古島周辺海域で新たな漂流物を発見したと発表した。外付けの燃料タンクとみられる。
一方、海上自衛隊は捜索海域に潜水艦救難艦「ちはや」を派遣した。潜水艦救難艦は「無人潜水装置」が備えられ、深海の水圧に対応する「飽和潜水」などの訓練を受けた隊員も乗っている。
音波探知機で機体とみられるものの反応があった場合などには、状況に応じて潜水による捜索を行うものとみられる。
自衛隊は、270人態勢だった地上部隊も、午後から100人ほど増員していて、行方不明の第8師団・坂本雄一師団長ら10人の発見を急いでいる。
一方、8日夜「人影のようなものが見える」との情報があった伊良部島の海岸付近での捜索で、人の姿は見られていないという。
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