イギリス国防省は1日、ロシア軍がウクライナ東部ドンバス地方で行ってきた大規模な攻勢について「失敗がより明白になっている」との分析を発表しました。ロシアは現在、東部ドネツク州の要衝バフムトの包囲を狙っているものの、ウクライナ軍の激しい抵抗で戦況はこう着状態となっています。イギリス国防省はロシア軍についてドンバス地方で「数万人の死傷者を出しながら、わずかしか前進できなかった」と指摘しました。その上で、ロシアが9月の部分動員令で招集した予備役を多数投入したものの「ほとんど無駄に終わった」と分析し、ロシア軍の攻勢は「失敗がより明白となっている」と強調しました。