トランプ氏は起訴を非難する声明を出し、全面対決する姿勢を見せています。ワシントンから報告です。
(梶川幸司記者報告)
トランプ氏は声明で、自らに対する起訴を「史上最大級の政治的な迫害、選挙妨害」だと訴えています。
声明では自らは「全くの無実だ」としたうえで、今回の起訴は民主党の政治的な動機に基づく「魔女狩り」であり、「アメリカの歴史上、かつてないことだ」と批判しました。
来年の大統領選挙への出馬を表明しているトランプ氏にとって、今回の起訴は一定の打撃にはなります。
しかし、政治的な迫害をアピールすることで共和党内の「岩盤支持層」を固めて、指名レースを有利に運びたいという思惑もあります。
このため、トランプ氏はソーシャルメディアで、支持者に抗議を呼び掛けたり、起訴されたら「死と破壊」を招くと言及するなど、先週から不穏当な投稿を繰り返しています。
トランプ氏は自らニューヨークに出頭するとみられますが、今回の起訴については共和党内からも反発の声が出ていて、政治的な分断の深まりは避けられそうにもありません。
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