新興企業向けの融資などを行う銀行、シリコンバレーバンクに続き、ニューヨーク州のシグネチャーバンクが12日、経営破綻しました。連鎖破綻を受け、アメリカの財務省と連邦預金保険公社、ＦＲＢは「全ての預金者を完全に保護する」との共同声明を出しました。シリコンバレーバンクは13日から預金の引き出しに応じることになり、預金者が早朝から並んでいました。開店時間が近づくにつれ人が増え、長蛇の列に。午前９時になると通常通り開店し、預金者が入っていきました。シリコンバレーバンクに続き、破綻したシグネチャーバンクでも13日、預金を引き出しに来る客が集まりました。アメリカでは通常、保護される預金の上限は口座当たり25万ドル＝およそ3,400万円ですが、シリコンバレーバンクもシグネチャーバンクも全額保護されます。また、バイデン大統領は13日朝に演説し、アメリカ議会などに銀行への規制強化を要請すると表明しました。
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